オンラインと対面のハイブリッド化の実現を

文部科学省は教育現場のICT化を強く進める背景について、「新時代の学びにおける先端技術導入実証研究事業(学校における先端技術の活用に関する実証事業)」の中で、「Society5.0の時代において求められる資質・能力を育成するためには、新学習指導要領の着実な実施やチームとしての学校運営の推進が不可欠であり、その中核を担う教師を支え、その質を高めるツールとしての先端技術を効果的に活用することが必要である」と述べています。日本が引き続き国際的な競争力を維持するには、能力を発揮できる人材を育て、さらに多様な個性を持つ子供一人一人に最適な教育を行うためには、教育現場のICT化推進が必ず必要になります。しかしながらICTを活用した教育方法は従来のやり方とは大きく異なる側面もあり、指導する側である教員や保護者のITリテラシーをいかに向上させるが重要となります。 実際には昨今のコロナ下では教育現場のハイブリッド化が追いついておらず、多くの教育現場が課題を抱えていることがわかっております。

7seeds Japan では教育現場で起こっている課題を戦略策定から、実際のオンラインツールの導入、教育現場へのトレーニングなどさまざまな形で解決を行う支援を行っています。また地域創生を担う未来のリーダーの育成を目的として、7seeds Japanに所属をする多くのプロフェッショナルが個々の請負契約等に基づいて生徒に合わせた授業を請けおっております。

《導入事例》
国立大学法人O大学:ディスカバリープログラム 
国立大学法人A大学:ASEAN学生向け日本留学・キャリアセミナー
国立大学法人B大学:キャリアセミナー
国立大学法人B大学:デザインシンキング
国立大学法人C大学:プロジェクトマネージメント論
私立I大学:ビジネスプレゼンテーション(英語)
私立I大学:ビジネスプレゼンテーション(日本語)
私立S大学:デジタルトランスフォーメーション推進アドバイザー

誰もがいつでも教育にアクセスできる環境を

途上国には貧しいために親のお手伝いで学校へ通っている時間がなく、教育を受けられない状況にある国々が多々あります。また学校があっても先生がいなくて授業を受けられない子供たちがいるのも事実です。また日本でも低所得労働者の増大、新しい貧困層の出現、奪われる機会の平等、教育や雇用などあらゆる場で格差が拡大をしていると言われております。とりわけこのコロナ下では子供たちが長く学校に行けなかったり、オンライン授業を模索したり、数週間おきに宿題を学校まで取りに来させたり、対応は学校によってまちまちになったことで、子供たちの学びにも「格差」が直撃したと多くの研究者が唱えています。

自学の習慣が身に付いている子供と、付いていない子供の差は大きくなり、貧困層と中間層ではコロナ休校を機にどんどん学力格差が拡大をしております。また日本では1人1台にパソコンが配られていない状況で、高等学校では生徒が利用する端末は“個人所有”のパソコンが推奨されるいわゆる“BYOD”と呼ばれる方式の中でパソコンの性能が貧困層と中間層で変わってくるために、さらに教育格差が生じてくるでしょう。我々はさまざまな教育現場に授業を提供している中で、そういった日本人の学生や、ASEANから留学生達が生活費を稼ぐために毎日アルバイトに明け暮れ、まともに勉強が出来ていない環境を目の当たりにしてきました。

7seeds Japanでは、この問題を解決するためにさまざまなプロフェッショナルが無償でコンテンツを提供する、オンラインナレッジコミュニティ、いわゆる教育クラウドとコミュニティ醸成の提案を行っています。これを達成することにより、子供や生徒がいつでもどこでも携帯からアクセスをし、自学の習慣を身に付けてもらいたいと考えております。また、教育環境や学習機会の多様化と変化にともない、例えば、社会人が社会人から学んだり、社会人が若い学生から学んだりと生涯学習に根差す形で、さまざまな学びの可能性を睨んだオンラインナレッジコミュニティの形成に取り組みます。この先の「人材育成」の視点から現在我が国が置かれた状況を打開すべく、地域との連携を深めております。